自閉症スペクトラムの子のソーシャルスキルを育てる本 本田秀夫
息子の特性を知ろうと本田秀夫先生の
「自閉症スペクトラムの子のソーシャルスキルを育てる本」を読んだ。
お友達が出来なくてもせめて挨拶くらい出来るようになれば・・・と思っていたが、
「あいさつはコミュニケーションの基本、といわれることもありますが、自閉症スペクトラムのこの場合、あいさつは応用です」
と本書にあった。
私、大大大反省。。。
「こんにちは~」って言うんだよ~、と何度繰り返し言ってきたか。
それ自体間違ったことではないんだろうけど、息子にプレッシャーを与え、挨拶ができないことへの罪悪感を育てていたんだろうか。
ひとまず私と一緒に歩いているときは私が息子の分もお友達や先生に元気に挨拶しよう。
今はその姿を見せているだけで十分なのだ、と思うことにした。
医学的診断を受けてなお、まだ息子に普通を求めてしまっているな~。
どうしたら挨拶は気持ちの良いもの、と伝えることができるのだろうか、
とても難しい・・・。
本書には自閉症スペクトラムの子の幼児期に最も大切なことは子供の意欲を守ることだ、とあった。
幼稚園でお友達と上手くいかず今は家で泣く日もあるけれど、
それだけお友達と関わりたいという意欲が産まれてきたということだ。
揉めないようにコミュニケーション能力、ソーシャルスキルが手に入れば、との思いで
本田先生の本を手にとったが、そうした能力は幼い頃には身につかないとのこと。
息子の友達へ関わりたいという意欲の火種が生まれたばかりの今、その火が消えないように家ではリラックスした時間を持ったり、下手な口出しはせず見守りたい。